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2013年3月20日水曜日

01.はじめに

パソコンでも音楽を聴くことはできますが、「良い音で聴く」となると話は違ってきます。

パソコンのマザーボード(基盤)標準のサウンド・チップにはとりあえず音楽が聴けるといっただけのものが多く、PC附属のスピーカーや液晶ディスプレイ内蔵のスピーカーでは、とても良い音を楽しむことはできません。



ここではPCオーディオの入門編として、あまりお金をかけず音楽を楽しむことに主眼を置いてみました。 お金さえかければ幾らでも良い物は手に入りますが、払った金額に見合うだけの歓びが手に入るとは限りません。
 なるべくお金をかけずに音楽を楽しむには、まずデジタル・オーディオの仕組みを知ることで、そうすればつまらないものに高いお金を払うこともなくなるでしょう。

【デジタルとアナログ】
パソコンのデータは全てデジタル化されていますから、そのままでは音として聴くことはできません。 スピーカーやヘッドフォンといったアナログ機器を鳴らすには、まずPCのデジタル・ファイルをアナログ信号に変換しなければならず、その役目を果たすのが D.A.C (デジタル・アナログ・コンバーター)と呼ばれるものです。 

これは簡単なものがPC基盤内に組み込まれていて、PCとスピーカーをつなぐ音声出力端子から出てくる信号はアナログに変換されています。 古いウィンドウズ・パソコンでは別途DACが必要ですが、最近のPCには中々良いDACが組み込まれていますから、これを附属スピーカーや内蔵スピーカーからちょっと良いアクティブ・スピーカーに替えるだけでも音は良くなります。

【今ある物から始めよう】
PCオーディオと言っても特別なものではなく、現在アナログのアンプやミニ・コンポなどを持っているのであれば、必要なものは USB DAC くらいで、これにはDAC内蔵のUSBヘッドフォン・アンプなども含まれますが、大体1万円前後の機器をパソコンとアナログ・アンプの間につなぐだけでも結構良い音でパソコンに取り込んだ音源を聴けるようになります。

詳しいことは各章で個々に説明しますが、最初から無理をすることなく、簡単にできることから始めてみたいと思います。


これ1冊で完全理解 PCオーディオ (1,280円)

PCオーディオに関する冊子は幾つか読んでいますが、 その中で初心者の方にも分かりやすいのはこの本でしょうか。

これは若い頃から音楽に親しんでいる熟年のアナログ世代に向けて書かれているので、『手持ちのものから始めよう』と題して、『新たに出費が必要なのはDACだけ』と、従来のオーディオ・システムを活用することを提案しています。

初心者にいきなり何十万円もの機器を推奨している本もある中で、この本は1万円以下のUSBヘッドフォン・アンプなども紹介しているので、初心者の方でも無理なく入って行けるでしょう。

確かに高価な機器を購入すれば幾らでも良い音は手に入るでしょうが、簡単に何十万円ものお金をポンと出せる人は少ないですから、 こうした初心者向けの本で基礎知識を得てから必要な機器を購入する方が良いかと思います。

もっともこの本でも、『初心者こそ長く使える本格的なオーディオ・インターフェイスを』と題して20万円のUSB DAC を推奨したり、1本4万4千円もするUSBケーブル(1m.)を紹介しているページもありますから、自分の頭を働かせて取捨選択しながら読む必要があるのは他の本と変わりません。
紙面の関係で紹介されている機器の数は大したことありませんが、書店で見かけたらパラパラとめくってみるだけでもある程度のことは分かりますし、図書館を利用するという手もあります。 なるべくお金をかけずに楽しむことにしましょう。